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ろぐ

貴腐人になったりょうの銀英伝がたり。

2025'01.17.Fri
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2009'01.19.Mon
草稿段階

ネタばれチュウイ!
読みたくないひとはすっ飛ばし可能。
娘の「ブリュンヒルトの死闘」。




時がきた。

皇帝不予。
ならば総旗艦「ブリュンヒルト」に乗り込み皇帝ラインハルト一世に直訴する。亜麻色の髪の司令官は意を決した。

「僕は死ぬつもりはありません。けれどあちらの都合もあるでしょう。僕の死後、軍事司令官にはアッテンボロー提督に一任します。」
いやとは言わないでくださいねと青年は女性提督に有無を言わせなかった。アッテンボローは発言しようとしてももう空気が赦さない。

控え室で装甲服を着込む男たちは一様に不敵で不遜で傲岸さをも身にまとうかのように冗談を飛ばしながら祭りにでもいくつもりでいる。その最たる男は二人。

ワルター・フォン・シェーンコップとオリビエ・ポプラン。

アッテンボローはまずシェーンコップに声をかけた。
「今までさんざん私を口説いてきたがあれは本気だったのか。」
場に似合わぬせりふにもシェーンコップは驚かない。恋と戦はこの男の本領でもある。
「・・・・・・いつでも本気だったさ。だがおれとお前さんはどうもここでは結ばれぬ定めにあるらしい。それに去年おれはブルームハルトを死なせたときに恋だの愛だの棚に上げておくことにしたんだ。・・・・・・らしくないな。」

本当にお前らしくない。
「お前は本当に好きな女性から目をそらそうとしている。いや、いまもそうなんだ。12年。色事の達人がとんだ純愛だ。」

何のことだとシェーンコップは怪訝な顔をしたが。まあいいさと笑った。
アッテンボロー。
お前に一つだけ約束してやろう。


「ユリアンとお前の馬鹿な男は生きて還してやる。」
お前をけして一人にしないということだと男は美しい口角だけをあげて笑った。

アッテンボローは背伸びをしてその唇に唇を重ねた。

「最初で最後。お前さんは最初の口説き方を間違えた。」それに。お前の心の中には今も誰かが住んでいる。

それくらいは。「それくらいは提督って仕事をしているとわかるんだよ。・・・・・・お前も生きてかえってこいよ。」
シェーンコップは自分の唇に指を触れ。
「女性提督、うしろでお前さんの亭主が間抜け面でたってる。」とアッテンボローを後ろのポプランに軽く突き飛ばして。

「約束は守る。美人との約束だからな。」




って、浮気じゃないですよ!!
娘PAですから!!最初で最後のキスってやつです。このコンセプトがあったから娘を再開したかったんですよ。このあとのポプランが・・・・・・一人萌え。
萌えたひとこっそり応援してくださいね。現在6巻と7巻地点です。10巻のこのシーンまでがんがります。シェーンコップのいちばんかっちょいいところ?かもしれません。

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萌えって大事だよね。

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